村上ファンド系の力で今後10年でもらえるであろう配当分、株価が上昇すればとても嬉しい。 そうなった暁にはさっさと売却し、また別の株に投資したい

旧村上ファンド系といえば、川崎汽船での出来事を私は思い出します。川崎汽船も結果的に、短期株主への莫大なキャッシュの流出に屈してしまったからです。 海運大手３社が莫大な利益を出したとき、当初は莫大な配当を出した郵船・商船三井に倣わず抵抗していましたが、途中から莫大な配当金を出すことにし、また短期で相当量の自社株買いをすることになってしまいました。そもそも37％（だったかな）も旧村上ファンド系に株を占められたのがもうアウトだったのですが。 もっとキャッシュの流出をセーブしておけば、川崎汽船は今頃もっとキャッシュを蓄えていることができ、長期保有株主へ10年位安定した高い配当金を約束できたというのに。 「会社は株主のもの」といいますが、確かに法律上は株主のものではあるのですが、長期保有株主視点からみたら、短期で過度なキャッシュの流出には疑問です。

ここの業績と人生が連動してます！ みたいな株主以外は村上ファンドの還元強化姿勢はプラスだろ。一株あたりの株主価値が上がるアクションなら歓迎。

正直、村上ファンドに狙われるという時点で、資産の無駄な滞留や経営方針等に変更しなければならないと思われる部分が多いと言うことでしょ？ なぁなぁことなかれで安定経営を希望とかならアメリカ国債でも買っとけというレベルでは？

シティインデックスイレブンスだけでなく、村上ファンド系でしたね。失礼しました。

また、今回のクレハの件、シティインデックスイレブンスは10%超えの大株主ですから少額保有株主ではありませんので、この部分でも前提が違います。

クレハの場合はオーナー企業ではないため、前提条件として今回の議論において「例えば話」に採用すべきではないと考えております

株価の上昇については短期、長期関係なく株を保有している株主にとって不利ではないはずです。 例えば1000円で購入した株が5日で2000円になるのと、1000円で購入した株が5年で2000円になるのであれば、資産を増やしたい投資家は明らかに前者を望むはずです。資産増加の効率が違います。例えばFIREしたい人がいたとして、FIREは早くしたいですよね？お金をたくさん持ってFIREしたほうがまた働くことにならなくて安心できますよね。 また、『世の中そう単純なものじゃない」というご意見についてですが、その考え自体は個人の意見としては思うだけならいいと思います。ただし、大多数が資産を増やすことを目的（顧客の金を預かって運用する機関投資家やファンド、個人投資家等々）としている株式市場では相容れない思考だと考えます。株式市場以外で持つ分には必要な考えだと思います PBR1倍以下の改善は今あるキャッシュの流出に着目するだけでなく利益貢献の少ない無駄な金融資産を売り払うこと、不採算な事業を売却すること、それらの無駄を清算することで生み出されたキャッシュによる還元でのPBR改善にも着目すべきだと思っていてクレハにはそのあたりの努力が足りません また事業の将来的な、魅力的なビジョンが見えないので、「市場の期待」もないため株が買われずPBRは必然的に低いままです。 魅力的な還元姿勢を見せることで株は買われ、PBRの改善に寄与します 経営者が株の長期保有者を優遇したいのは安定株主として長期滞留してほしいからで、経営者が報酬でもらう株式を将来高く売るためには長期保有していてほしいからです。そんな経営者の都合は邪魔です。 ファミリー企業なら別ですが、サラリーマン経営者の長期保有してほしいという姿勢には経営者の都合があり、 株主還元には「手堅さ」よりも「手厚さ」が必要だと考えます 短期間の急激な自社株買いが長期で株主価値を毀損するかどうかの部分一部理解できます。が、急激な自社株買いで「高値で自社株買いをしてしまうから」ですよね？PBR1倍以下のクレハの場合はまずPBR1倍を改善してから悩む問題です。とりあえず自社株買い必要です 決算書に記載の現預金は必要運転資金以上に無駄に滞留していると思います

例えば、ｋａｓさんがある会社のオーナー（50％以上の株を保有）かつ経営者だとします。 少額保有株主から「もっと高額の配当を出して」「ＰＢＲ１未満だからもっと短期間で多額の自社株買いをして」と言われたらその通りにしますか？ 高額配当を出して短期間に強烈な自社株買いをして株価が大きく上昇したら、少額保有株主は「ありがとな！売却するわ」と言って短期間に多額のキャッシュを手にして去っていきます。オーナーを含め残った株主は体力の弱い会社の株を持つことになってしまいます。

「でも結局みんな金がほしくて株買ってるんでしょ？」に対してですが、「世の中そう単純なものじゃない」と思いました。 確かに金を増やしたくて株をしているのは私もそうなのですが、だからといって長期に保有する株主に不利になりすぎるのも好きではないのです。 ＰＢＲ１倍以下についてですが、全く無視するのは違いますが、必要以上に意識しすぎてキャッシュを流出させるのもまた良くないと思うのです。 配当利回りも３％付近（現在は株価がやや下がっていて3.21％）と低くないです。そして、自社株買いにより一株価値が上昇しており株主還元も手堅くしています。（※短期間での急激な自社株買いは長期では株主価値を棄損します）。クレハ経営陣は長期保有者の株主価値向上についてしっかり理解している印象です。